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DEVELOPMENT
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ソフトウェア開発ストーリー

デジタルデバイスの
転換期
FCCLがリードする未来へ

DISCUSSION MEMBER

  • ソフトウェア開発

    露木 大雅TAIGA TSUYUKI

    コンシューマ事業本部
    コンシューマ事業部

    2021年入社

    高専で電子制御工学を専攻。あらゆる分野に触れる中でAI技術を活用したソフトウェアの開発に関心を持つ。FCCLへの入社後はソフトウェア開発に従事し、オンライン会議向けバーチャルメイクアプリ「Umore(ユーモア)」の開発を担当する。

  • ソフトウェア開発

    河間 勇気YUKI KAWAMA

    コンシューマ事業本部
    コンシューマ事業部

    2018年入社

    学生時代は情報工学を専攻し、大学院ではユーザーインターフェイスおよびレコメンデーションを研究。自分が作ったものが世に出て評価を受けるパソコン開発に興味を持ちFCCLへ入社。ノートパソコン搭載のソフトウェア「AIノイズキャンセリング」のUI作成に携わる。

  • 営業・マーケティング

    柴田 明奈HARUNA SHIBATA

    マーケティング本部
    商品企画統括部

    2012年入社

    学生時代は外国語学部でアラビア語を専攻。生活に密着した商品であるパソコンをユーザーに届けたいという思いからFCCLへ入社。営業職を経て現在はマーケティングに従事し、ハードウェア・ソフトウェアの両面からノートパソコンの商品企画に勤しむ。

若手世代のアイデアを積極採用し
ソフトウェア開発に活かす

河間
FCCLは「人に寄り添う」をテーマに、年代問わず、どんなユーザーでも扱いやすい製品を開発するという会社全体での大きなコンセプトがありますが、現代のビジネス事情にマッチした開発にも力を注いでいますよね。
柴田
そうですね。私たち商品企画は、ユーザー調査から会社や学校などの生活環境の変化、お客様の価値観の変化をいち早くキャッチし、それを製品コンセプトに落とし込んでいます。数年間続いたコロナ禍の影響もあって、世の中の動きが激しい時代ですので、お客様のニーズも以前とはかなり違います。スピーディに対応していく必要があるので、お二人が所属しているソフトウェア開発の部署の方々にも「こういうソフトを作れますか?」とオーダーすると「もっとこういう方法もありますよ」と、いつもプラスアルファの提案をしてもらえるのがとても心強いです。
河間
私と露木さんは同じチームに所属していて、週に2回以上は意見交換の時間を作っています。全体的に年齢層が高い当社ですが、若い世代の意見や最新の技術を積極的に取り入れていく風土や環境があるので、私たちも伸び伸びと意見やアイデア出しをさせてもらえているなと感じます。
露木
チーム内だけでなく、柴田さんたち商品企画の方々にもとても尊重していただいているなと感じています。むしろ意見が通り過ぎて怖いくらいです(笑)もちろん提案をする際にはデータやサンプルが必要ですので、学生時代の仲間との会話などからニーズを探ったり、そこから深堀したりして普段から情報収集を心がけています。
柴田
商品企画のメンバーでアイデア出しに行き詰まった時、河間さんや露木さんのような他の部の若い世代の方から意見やアイデアをいただけるのは、非常に助かりますし刺激になります。営業部なども含めて、若手世代が会社で活躍してきているなと感じています。

徹底したリサーチと独自の技術で
時代のニーズに応える

柴田
露木さんは「Umore(ユーモア)」、河間さんは「AIノイズキャンセリング」の開発にそれぞれ携わられましたよね。製品開発にあたって、どんなところにこだわりましたか?
露木
Umoreはいわゆるオンライン会議向けのバーチャルメイクアプリです。お化粧をしていない、ヒゲを剃っていないままオンライン会議に参加しても、画面越しの相手にはナチュラルに見えるように補正します。開発前の企画段階で、柴田さんたち商品企画の皆さんから「絶対実現してね!」とオーダーされた4つのポイントがありましたので、それらの条件を満たすところにはしっかり注力しましたね。
柴田
「スマホライクに使えるUI」「絶対に補正が顔から外れない追従性」「全ての会議アプリで使えるユーザビリティ」「性別、年齢問わず全てのユーザーが使えるオールラウンド性」の4つですね。マーケティングリサーチの際にこれらの要望が非常に多く聞かれたので、難題だと思いましたが「絶対やってね!」とお願いさせていただきました。
露木
ソフトを使用中に一回でも補正がズレたり外れたりするようなことがあると、二度と利用してもらえなくなるほど信頼性を失ってしまいますので、特に「絶対補正が外れない」という点は気をつけました。あとは、メイクがナチュラルに見えることについての調整に注力しました。海外製の補正ソフトは、日本人の顔の凹凸感に合っていないため、使用してみると不自然になってしまいます。ユーザーのB to Bでのオンライン会議を想定し、取引先のお客様と実際に対面しても違和感がないよう、自然なメイク補正を実現できたのは、Umoreの強みだと思っています。
柴田
試作段階では、私たち商品企画のメンバーも参加して、開発メンバーの皆さんにメイクの基本からレクチャーしました(笑)その甲斐あって、とても素晴らしいソフトが完成したと感じています。
一方、河間さんは「AIノイズキャンセリング」の開発に携わられましたが、工夫したエピソードなどありますか?
河間
AIノイズキャンセリングは、利用者本人の声以外の音を「ノイズ」とみなして、通話する相手に聞こえないよう雑音を処理するソフトです。従来でもノイズキャンセルのソフトはありますが、今回開発したAIノイズキャンセリングの優れているところは、周囲の人の声もカットしてくれるという点にあります。一般的なノイズキャンセルのソフトでは、ガヤガヤとした雑音はカットできても、利用者本人の声と、周囲の人の声を判別し処理するのは困難です。しかし、FCCLは協業会社の技術とハードウェア技術の組み合わせでそれを可能にしました。これは、ソフトウェア開発だけでは実現できないFCCLならではの強みだと思いますね。
柴田
デモで体感したときには、本当に音がクリアになっていて驚きました。製品を販売した営業の方に、お客様から「これがないともうオンライン会議ができません」というお声をいただいたと聞いています。
河間
実際に利用していただいたお客様にそう言っていただけるのは開発者冥利につきますね。

FCCLは「これまで」と「これから」
の両輪を回し続ける

柴田
これからの未来を考えた時に、今の10代~20代の方々は「富士通」や「FMV」、FCCLと聞いてもピンと来ていない世代だと感じています。そこにさらに、「かっこいい」「気分が上がりそう」といった外資ブランドのパソコンを持ちたいというモチベーションが年々強まっているように思います。この動きはパソコンだけでなく、国内ブランド全般が向かえている転換期の表れなのかなと考えています。
私はこの転換期に、世界にも通じるMade from Japanの「きめこまやかさ」を届けていきたいと考えています。目まぐるしく変わる社会環境の中で、ユーザーの使い方も日々変化しています。そこをいち早く捉え、若い世代の方にも親しみを感じてもらえるブランドとして、FCCLが創る製品をリブランディングしていきたいと思っています。
露木
私はブランドの転換期だけでなく、デジタルデバイスについても転換期であると感じています。スマートフォンやタブレットの普及、ウェアラブルデバイスやVRゴーグルの登場と、目まぐるしく市場が変わっていくなか、パソコンにも新しい変化が起きると感じています。
その変化をリードするのがソフトウェアの進化であり、そこからさらに生まれるハードウェアの進化です。私はソフトウェアの開発を通じて、FCCLが促すパソコンの変革をリードしていきたいと思っています。
河間
露木さんがお話しされたハードウェアの進化は私自身もすごく楽しみにしている一方、短期的な観点では、柴田さんが言うようなリブランディングが必要だと感じています。多くのユーザーにFCCLの製品を手に取ってもらうには、若年層向けに全振りするような極端な方向転換は望ましくないでしょう。富士通、FCCLがこれまで築き上げてきたブランドを活かしつつ、若者世代にもアプローチをしていく。既存顧客サービスと新規顧客開拓の“両輪”を同時に回し続けることが、FCCLが目指していくテーマであり、私自身も力を入れていきたい方向性です。
柴田
FCCLは今、新しい時代を切り開くための若い力が多く活躍しています。新しいチャレンジを歓迎し、そのチャレンジをみんなでサポートする風土があります。自分のアイデアが形となった製品を世に送り出してみたい方は、ぜひFCCLでそのチャレンジ精神を発揮してください。

※内容はインタビュー当時のものです。

人に寄り添い、
コンピューティングの未来を創造する。

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